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ところがその施設に勤務する職員の発案で、介護施設の目の前にバス停を作ることにしたそうです。バス停とはいっても偽物のバス停で、バスは来ないのです。ベンチがおかれ、標識がおかれ本物ソックリに出来上がったそうです。
最初は近所の人まで本物のバス停が出来たと思って座ってバスを待っていたりしたそうですが、その都度説明して理解を得たそうです。
やがてある日、少女になり切った老女が「両親が待っているから!」と施設を抜け出し、そのバス停でバスを待ち始めたそうです。しばらくしてからそのバス停に職員が行って、「バスはまだ来ないみたいですからそこでお茶でも飲みませんか?」と声をかけると、すんなり施設に連れ戻せたそうです。
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